近況・ネットカフェにて

 

▽ 6月から首都圏の外縁部に移住した。もともと転居を繰り返していて、中央高地のふもとにはそんなに長居するつもりがなかったのだが、結果としては二つの街に足かけ7年いた。直近の何年かはいよいよ精神を病んでおり、「力を付けて東京に戻る」と言っていた青年はもうどこにもいなくなってしまったが、どういうわけかまだ生きている。

 

▽ NASAが閉店したらしい。何よりも幼年期の終りを感じた。あの店にいた当時を知る仲間のなかで、一番仲が良かったのがふたりとも既に他界している。いろいろなことがあったが、クソみたいな世界だとか、泥のような人生だとかといった呪いは既になく、ただ長い年月が過ぎたのだけを感じた。少年は老い、愛しきものはすべて去りゆく。

 

▽ Linux OS についてはまだよくわからないことが多い。生活環境の整備がうまくいっておらず、資金も底を突きかけている。悩みは尽きないが劇的なブレイクスルーはないので、ねばり強く行動を重ねていくほかない。

 

 

KP41のこと

 

 Windows 7から出るようになったと言われている、いわゆるKP41問題(ソースが「Kernel-Power」、イベントID「41」で突然再起動を繰り返す重大なエラー)でずいぶん長い間メインのパソコンがまともに使えなかった。

 しかし自作だからメーカー修理はないし、パソコンショップに持ち込むと BOTTAKURI に遭うしで、自分でどうにかするしかない。基幹パーツをばらして組み立てなおし、OSの再インストールは二度した。

 Googleでヒットしたさまざまなページを参考に、電源、メモリの電圧、SSDが壊れていないかなど確認していったけど、俺の場合はUEFIの更新で解決できた。なので検索で来られたかたで困っている人は、一つの方法としてBIOSなりUEFIなりのアップデートを試してみてください。

 

 

maezono君のこと

 

「ずっと昔、友だちがいた。親友だった。命を救うため密告したが、やつは殺された。本人が望んでいた。いい友情だった。ただ、二人とも不運だった」

 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカという映画が好きで、特にラストの台詞が好きだ。彼はどうだったろうか。観ていたのかな。

 

 俺たちは昔同じ学校に通っていたけど、当時から交流していたのはほとんどネットだった。だから卒業してもずっと一緒だったし、maezono君は最後までmaezono君だったと思う。俺たちはインターネットだった。

 今では笑い話のような思い出がいくつもある。懐かしいこと。俺は彼のユーモア、あまり器用ではないけど人間味のあるところが好きだったし、その健康と幸せをいつも願っていた。そういう魅力のある人だったと思う。

 

 先月通話したばかりだけど、できることならもう一度会って話がしたい。そういえばいつか冗談で「ジミヘンとカートコバーンは27で死んだよ」と言っていた。別にロックスターではなかったのにな。

 

自分の奥底に同じものを見ていたと思う。欠落をだ。痛みはない。ただ、虚しさは分かり合える。そう思っていた。

 

 とても悲しい。また友達が逝ってしまった。

 俺はまだ生きている。ここにいる。

 

 

禁煙外来

 またバレニクリンの服用を始めた。最初の7日までは普段どおり……でなく減煙を意識しつつなら吸ってもよく、8日目から薬が0.5mg増えて完全禁煙に入る。1週間助走してから離陸するイメージだ。ちなみにこの治療を受けるのはこれが3度目で、2013年と2014年に禁断症状の悪化や怠薬で失敗している。

 調べた感じ「一度成功したが半年~1年くらいあとにフラッシュバックでまた吸い始めてしまった」という人はいても、俺のように治療を途中で断念しているケースはほとんどないらしい。当たり前だ。

 

 とにかくたばこには楽しかった記憶や嬉しかった記憶がない。

 どちらかというと肉体より精神の依存が強く、何か強いプレッシャーを感じる場面(「イジメを受けている状態で教室に入る」「何らかの試験を受ける」「面接に行く」など)で事あるごとにすごく早く会場に着き、路地裏でたばこを吸いながら携帯を見ている、ということが多かった。

 要は回避行動として染み付いた薬物への依存であり、大学生や若手社会人が飲み会でヤンチャにワッハッハとか仕事の合間に一服とかいうようなタイプのそれでは元からないし、かといってヤンキーのそれでもなく、とにかく俺は嫌なことや苦しいことから目を背けるためにたばこを吸い始めて、それで結局この歳まで来ている。

 

 1本の燃焼時間は約5分、1箱(20本)の値段は今は460円になった。俺は平均して1日10~15本ほどたばこを吸い、習慣として屋外でしか吸わないので毎日たばこを吸うための外出をしている。かつては実家に犬がいたのでその犬と一緒に歩いていた。

 つまり喫煙習慣によって時間にしてもお金にしても莫大な損失をしているし、「愚かなことをしている、しかし依存によって断つことができない」というのがまた苦痛で、幼年期からの喫煙が自分の決定論的な考え方とか、自己否定的な意識を助長していったのだろうという自覚がある。

 

 ニコチンはれっきとした薬物でその依存を絶つのはそんなに簡単なことではない。経験上8日目からは強い落ち込み、焦り、不安、代替として異常に食べたり飲んだりする、などの症状が出るし、ただでさえ具合が悪いし冬季なのにわざわざこのタイミングで始めなくてもいいだろうという気持ちもある。

 ただこれからもっと強いストレスに継続的に晒されたとき、現状の延長ではたばこを吸わないよう自分をマネジメントするのはおそらく不可能だろうということと、自分を良くしていくためにはいま禁煙がしたい。

 

 つまらないことかもしれないけど、手帳に経過をレコーディングしながら12週間最後まで耐え抜いて、医師からお墨付きをもらえればそれが自信にもなる。思えばマイナスをゼロに戻す作業ばかりしてきた人生だけど、今度は成果を出したい。

 

 

タイトルなし

 

 今日で友達が死んでからちょうど10年経った。ただ「済まなかった」という気持ちだけがあって、今の俺に言えることはそれ以外何もない。

 

かつてあったネットのうそリスト

 

・違法ダウンロードだめ絶対! 割れ厨は産業の破壊者なので見つけ次第射殺!!

→割ってたけど一定の社会的地位を得て成功しているやつが何人もいる。

→言ってるやつがそもそも何もしていないオッさんだった。

→これに限らずネットは実は何もしていない無能な中年の私怨が多い。

 

Fランク大学や専門学校は金の無駄だし進学すると人生おしまい

→成功している人も大勢いる。重要なのはそこで力を付けたかどうか。

→たとえ新卒で希望通りの就職ができなくても第二新卒で転職できる。

→そのとき市場が悪くてもその人が20代のうちに求人倍率は回復する。

就職氷河期の怨嗟も他責にしているだけで実はほとんどが個人の問題。

 

リア充(比較的新しい用語だけど2007年以前から概念は存在していた)

→基本的には行動しないorしなかった人間の妬み嫉みでしかない。

Facebookにハイライトを投稿をしている人の人生にもシェーディングがある。

→要するに経済、家族、心身問わず健康問題などについては触れていないだけ。

 

・女はクソ

→成人後に本気で言っている場合は疾患や障害の可能性が高い。

→言ってるやつに人類の半分を敵に回して勝てるだけの強度がそもそもない。

 

・ライトな右翼と排外主義

→政治についても外交についても学術的な信頼性のある裏付けがない。

→実際に自分で中国や韓国に出かけていってその国の社会に触れていない。

→結局のところ属性でいうと論者に低学歴と生活無能力者が多い。 

 

・こうでなければならぬorこうあるべき論

→ほとんどが個人の趣味や感想。万人に当てはまるものではない。

 

 まとめ

 ネットは便所の落書きなんかじゃない、新しいコミュニケーションの形なんだ! とか、人種、居住地、年齢、性別、職業などの属性を取り払った自由な言論空間なんだ! といった考えが幻想だったことはもう自明。それは否定できない。

 要は匿名で無責任に悪意を振りまいておいてその後は知らぬ存ぜぬといった言いたい放題・やりたい放題が可能だし、そこに信頼性があるのかどうかの絶対的な基準は結局その個人の属性に求めることになる。

 なので年がら年中SNSに張り付いてネガティブでいい加減なことばかり言っている人の意見を真に受けたり、「なんだか詳しい人が言っているのだしそうなのかな?」とうっかり信じたりしないようにするのが大切。

 

自分でもアルジャーノンかよと思う

 

 字の読み書きがうまくできない。お金の計算を間違える。今が何年の何月で自分が何歳なのかはっきり認識できない。過去に起こったことのフラッシュバックとこれから起こるかもしれないことが延々頭に浮かんでくる。

 行動のために小さいノートを用意した。寝る前に翌日の行動プランを書いてから寝れば起きたときに何をすればいいかすぐわかる。

 ところが俺は「わかっているがそのとおりに行動しない」ということがあって、「なんとなくめんどくさいからやらない」レベルの話ではなくて、そのとおりに行動している自分(妄想)と布団で横になっている自分(現実)が同時に存在しているような認識のしかたをしている。

 要は離人症みたいな状態なんだけど、本当に自分の行動を自分の意志でコントロールできないというか、もうずっと何かに依存しているか支配されているかのどちらかで、正常ではない感じがする。

 

 今日の夕方は特に不安が強くて誰かが近くにいてくれないとダメなんじゃないかと思った。時間が過ぎていく。「俺がこんな状態になっているのはおかしい」という気持ちがあるから余計につらい。